前回はヘッドライトの光軸調整について書きました。今回はフォグランプ編です。
「せっかく明るいLEDに交換したのに、配光にムラがある…」 「対向車に迷惑になっていないか心配」
そんな不安をお持ちの方はいらっしゃいませんか? 実は、フォグランプの性能を100%引き出すためには、最後の仕上げである光軸調整の前に、「LEDバルブ自体の角度調整」という非常に重要な工程があるのをご存知でしたか?ここがズレていると、いくら光軸ダイヤルを回しても正しい配光は出せません。
今回は、意外と見落としがちな「バルブの角度調整」のやり方から、壁を使った具体的な光軸調整の手順、さらに「調整しても純正の位置まで下がらない時はどうすればいい?」という、近年増えている疑問についても詳しく解説します。
特別な機械がなくても大丈夫です。正しい調整を行って、愛車のフォグランプを安全かつ快適な仕様に仕上げましょう!
- 光軸調整の前に重要なのは【LEDバルブの角度調整】
- リフレクターレンズの場合
- プロジェクターレンズの場合
- 角度調節ができていないと
- 光軸調整の手順
- ①まずは純正状態で壁当て(照射チェック)
- ②配光の高さをマーキング
- ③バルブを交換して調整
- ④目視確認
- 知っておくべき「新常識」:純正位置まで下がらない時は?
- なぜ下がらないことがあるのか?
- 無理に下げる必要はない
- 交換前の確認を忘れてしまった時は?
- 1. フォグランプ本体の高さを測る
- 2. 「水平より下」を狙う
- 3. 後退して確認
- まとめ
- 商品はこちら
光軸調整の前に重要なのは【LEDバルブの角度調整】
フォグランプは、バルブから発した光が反射板(リフレクター)で反射され、前を照らす仕組みです。
エフシーエルのLEDバルブは反射板に対し、微調整ができるように、角度を調節する仕様です。
(一部の商品を除く)
LEDバルブの取り付け角度が合っていないと、反射板に当たる角度がずれてしまい、照射される範囲も狂ってしまいます。
角度調節の仕方は商品によって違いますので、詳しくは下記をご参照ください。
https://support.fcl-hid.com/manual
リフレクターレンズの場合
レンズに入っているレンズカット(縦の溝)と平行になるようにします。
プロジェクターレンズの場合
LEDチップが地面と平行になるように調整します。配線は基本的に真下(または真上)にくるはずです。
角度調節ができていないと
角度調節ができていないと、照射される範囲も狂ってしまいます。 上方へ乱反射したり、光にムラが出たりします。
この状態ですとカットラインがはっきりせず、光軸調整ができません。
角度調節ができた所で、光軸調整していきましょう。
光軸調整の手順
①まずは純正状態で壁当て(照射チェック)
まずは準備です。
光の当たり方がよく見えるように、平らな場所を選んで壁の前に車を停めましょう。
壁から3メートルほど離れた位置で、フォグランプを点灯させます。
純正の光り方を知っておくことは重要です。 下の写真のように、純正状態でも上方向への「乱反射(グレア)」や「ベゼルによる反射」は発生しています。純正は暗いので、気にはならず、さらには気づいていないケースもあります。 LEDにすると光が強くなり、目立つようになります。「不良品かな?」と勘違いしないためにも、純正の光り方を確認しておきましょう。
②配光の高さをマーキング
純正の光の境界線(カットライン)の一番明るい部分(上端)に、マスキングテープなどで目印(マーキング)を付けます。
③バルブを交換して調整
LEDバルブに交換後、再び同じ位置から壁に照射します。 光の高さが、先ほど付けたマーキングの高さと同じになるように、フォグランプユニットの調整ネジを回して合わせます。
④目視確認
車の正面に立ち、対向車の目線で眩しくないか確認します。
知っておくべき「新常識」:純正位置まで下がらない時は?
「調整ネジを限界まで回しても、純正の位置まで下がらない!」 そんな時も焦らないでください。これは近年のLEDバルブの特性によるものです。
なぜ下がらないことがあるのか?
近年のLEDは明るさを出すためにチップ自体が大きくなったり、チップの枚数が増えたりしています。 つまり、「発光点(光源の面積)」が純正球よりも大きくなっているのです。
正しい発光点(純正球と同じ位置)にあるLEDバルブでも、発光面積自体が大きくなれば、その分だけ照射範囲(光の厚み)が上下に広がります。
その結果、光の上端が物理的に純正位置より高くなってしまうことがあります。
無理に下げる必要はない
フォグは補助灯ですが、LED化によって照射能力が向上しています。無理に純正の低さまで下げようとすると、手前の地面ばかり照らしてしまい、せっかくの性能を活かせません。
重要なのは「上向きの迷惑光にならないこと」です。 もし純正位置まで下がらなくても、【水平(平行)か、それより下向き】であれば車検等の基準でも問題ありませんし、対向車への迷惑にもなりません。
交換前の確認を忘れてしまった時は?
「もうLEDに交換してしまって、純正の高さが分からない!」 「中古車で買ったから元の状態が不明」
そんな場合でも大丈夫です。以下の基準に合わせて調整を行えば、安全な範囲に収めることができます。
1. フォグランプ本体の高さを測る
まず、地面からフォグランプのレンズ中心までの高さをメジャーで測ります。
2. 「水平より下」を狙う
壁から3メートル離れた位置で照射した場合、「壁に当たる光の高さ」が「フォグランプ本体の高さ」よりも低くなるように調整します。
- 目安: 3メートル離れた位置で、本体の高さより約3cm〜5cm下にカットライン(光の上端)が来るように合わせます。
3. 後退して確認
壁に向けたまま、車を真っ直ぐ2メートルほど車をバックさせます。 光のラインが、先ほどの位置よりもさらに下がっていればOKです。 (車が離れるほど光の位置が下がる=光が下向きに出ている証拠です)
まとめ
フォグランプのLED化は、単に明るくするだけでなく、悪天候時をより安全にするためのアップグレードです。 しかし、その性能をフルに発揮するためには、LEDの特性(発光点の大きさなど)を理解した上での調整が不可欠です。
かつての常識だった「純正位置への完全一致」にこだわりすぎて、せっかくの明るさを殺してしまってはもったいないですし、逆に調整不足で対向車に迷惑をかけてしまっては本末転倒です。 重要なのは「LEDバルブの角度調整」と「対向車目線での眩しさチェック」の2点です。
今回ご紹介した手順であれば、特別な機械がなくても十分に実用的な調整が可能です。ぜひ愛車のフォグランプを確認してみてください。
商品はこちら
LEDヘッドライト/フォグランプ <レジェンダリーシリーズ> (H1,H3/H3C,H7,H8/H9/H11/H16,HB3,HB4)
明るさ: ★★★ 取付難易度:★☆☆
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- 商品改良のため、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様は、モデルの変更に応じて変わりますので、必ず最新の商品ページをご確認ください。
- 取付レポートはあくまでも取付例となります。お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状や取付方法が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
- HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
- お車のグレードや仕様によっては、別途バルブアダプターやキャンセラー等が必要になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 記載の情報はあくまで一例です。取り付けの際に生じた損害や、バルブ形状の相違などについての責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。
エフシーエルは、高品質素材の厳選&高い技術力で皆様と一緒に愛車を育てるブランドです。
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