<前期 デリカD:5>ロービームを明るくLED化-レジェンダリーシリーズ
今回はデリカD:5のニャンギ様にご協力いただき、ヘッドライトをfcl.純正HID用LED化キットバルブ交換タイプに交換していただきました。
視認性や明るさ・ファッション性・バルブ耐久性・寿命UPなど、ヘッドライトのLED化で受けられるメリットは盛りだくさん。fcl.のLED化キットなら、純正HIDからバルブを交換するだけでLED化できるすぐれもの。
必ずご確認ください。
今回のレポートは純正ヘッドライトユニットの加工が必要になります。
純正HIDからのLED化にあたり、LEDのコントローラーがロービームユニット内に収まらなかったため、ヘッドライト裏側を一部をカットし、そのカット孔からイグナイターとLEDコントローラーユニットをユニット外部へ出して固定しました。
防水処理やカット孔へのコーキングが必要になります。絶対にLED化をしたいとうい方は記事を御覧ください。あくまでも、純正HIDを明るくしたいだけというかたは、下記の記事がおすすめです。
取り付け概要
皆さんこんにちは。デリカD:5に乗っているニャンギ(takaha515)と申します。唯一無二の車であるデリカD:5で様々な場所へ出かけ写真撮影を行っております。強力な駆動力とミニバンが融合したデリカD:5は、非常にタフな車でありとあらゆる走行シーンに必要とされるポテンシャルを全て兼ね備えた優秀な車です。それ故にアフターパーツも多く飽きの来ないスペシャリティカーだと思っています。またファミリーカーとしても優秀で家族の人気者になっています。
HIDからLED化にあたり、LEDのコントローラーがロービームユニット内に収まりません。ヘッドライト裏側を一部をカットし、そのカット孔からイグナイターとLEDコントローラーユニットをユニット外部へ出して固定します。防水処理やカット孔へのコーキングが必要になります。
使用した道具 | スパナ#10 プラスドライバー#2 防水コーキング 金切鋏 |
作業時間 | 3時間 |
作業難易度 | ★★★☆☆ |
作業概要 | ヘッドライト取り外し 純正HID取り外し ヘッドライト裏の一部カット |
今回取り付けた商品はこちら
fcl.LEDコンバージョンキットになります。純正HIDからLED化の作業になります。
純正HID用LED化キットバルブ交換タイプ
バルブ交換タイプ D1S/D2S/D2R/D3S/D4S/D4R
必ずご確認ください。
今回のレポートは純正ヘッドライトユニットの加工が必要になります。
純正HIDからのLED化にあたり、LEDのコントローラーがロービームユニット内に収まらなかったため、ヘッドライト裏側を一部をカットし、そのカット孔からイグナイターとLEDコントローラーユニットをユニット外部へ出して固定しました。
防水処理やカット孔へのコーキングが必要になります。絶対にLED化をしたいとうい方は記事を御覧ください。あくまでも、純正HIDを明るくしたいだけというかたは、下記の記事がおすすめです。
交換方法
使用工具
- スパナ#10 (ヘッドライト脱着)
- マスキングテープ(ヘッドライト養生、切削養生)
- 金切鋏(ヘッドライト切削用)
- ニッパー(ヘッドライト切削用)
- カッター(ヘッドライト切削用)
- 外装用強力両面テープ(イグナイター固定用)
- 絶縁テープ(イグナイター配線固定用)
- シリコンシーラント(切削孔の防水用)
- コーキングガン(シリコンシーラント用)
ヘッドライト脱着
フロントグリルの取り外し
先ずはフロントグリルを外すため、赤丸のクリップ4つを外します。
クリップ外しで持ち上げるようにクリップを外します。
※クリップ外しが無ければマイナスドライバーでも代用は効きますがキズが入る可能性も。
4本のクリップを全部外してフロントグリルを矢印方向へ持ち上げます。バンパー下部へ4箇所のクリップが刺さっていますので少々硬いです。
POINT
- 取れない場合はフロントグリルを片側ずつ持ち上げると簡単に外せます。
- 初めての場合はかなり固いので、無理に持ち上げようとすると、破損したりします。 クリップの近くに力をかけ、1本ずつ、少しずつ持ちあげる様にしましょう。
フロントグリルを持ち上げる際、フロントカメラ装着車は持ち上げ過ぎて配線を断線させないよう気をつけましょう。
フロントカメラはメーカーによって装着方法は異なりますが、殆どの物は裏からビス止めになっています
ヘッドライトの取り外し
次にヘッドライトの取り外しを行います。部品管理をするためにも片側ずつ行いましょう。
ヘッドライトを外す前に周辺を養生テープで保護します。ヘッドライト取り外しの際に必ずボディに接触しますので傷を防ぐためにも必須工程です。
最初にウィンカーバルブをヘッドライトから外します。
エンジン側から見て矢印の方向へ、回り量は約30°くらいで爪が外れるまで回します。
POINT
ここも他のカプラー同様、ロック爪を押し、カプラーを後ろ方向へ真っ直ぐ引き抜けますが、ロック爪が固く、バルブごと抜く方が簡単でした。ただ、露出したバルブの保護をしっかりしてください。
ヘッドライトユニットの取り外し
次にヘッドライトユニットの取り外しになります。
ヘッドライトユニットは計4つのボルトで固定されています。上部赤丸の二つのボルトは目視可能ですが、目頭目尻にある黄色丸のボルトはヘッドライト裏にあり手探り作業になります。特に目尻側は全く見えないので手探りにてボルトの位置を確認しましょう。※もしかしたら、作業工程的に、バンパーを外してからの設定かもしれません。
ヘッドライトユニットのボルトは4つ全て#10共通でラチェットを使って緩めます。
目頭側は手前裏からアクセスが可能ですが、近くにラジエーターがあるので工具をぶつけてフィンを潰さないように気をつけましょう。
目尻側のボルトは目視不可で手探り作業です。※コーナーランプの裏側にボルトがあります。
手探りにてラチェットで緩めて手で回るくらいになったら落下防止のため指で回して取り外します。赤丸で囲んである箇所が目尻側ボルト位置になり、ヘッドライトユニットが外れた状態で初めて目視可能になります。
4本のボルトを取り外し、ヘッドライトユニットを下から持ち上げるようにしてボディから切り離します。※この時、極力ボディへ当てないように気をつけましょう。
ヘッドライトユニットの取り外し完了です。
助手席側の交換
裏側を向けて純正HIDを摘出します。
ロービームユニットの防水キャップを矢印の方向へ回し外します。
キャップを外すとイグナイターが見えます。
イグナイターを矢印の方向へ回します。
約45°ほど回すと外れます。精密部品ですので扱いは丁寧に行いましょう。
イグナイターを外すとHIDバーナーが見えます。
バーナーの押さえバネを外します。バネ受けはアルミで整形されており、変な負荷を与えると爪が折れてしまい修復不可能になります。押さえバネは、両側同時に押さえ込みながら外しましょう。
バネをフリーにするとバーナーを取り外すことが出来ます。
バーナーを摘出します。バーナーは絶対に素手で触らないように気をつけましょう。
バーナーを外しました。
次にヘッドライトユニットの欠き取り作業に入ります。イグナイターとLEDコントローラーは防水キャップの中に収まりませんので、横に配線孔を開けてイグナイターとコントローラーを外で固定します。
欠き取ったチリがヘッドライト内に入らないようにマスキングテープ等で養生をします。養生の代わりに先にfcl.LEDキットを装着してしまうと、工具の取り回しが効かなくなり、切削作業が非常に難しくなります。
ヘッドライト目頭裏側を、長さ15mm幅10mmほどカットします。
金切鋏やニッパーなどで四角く穴を開けます。
縦に切り込みが入ればカッターなどで拡張可能になります。切り込みを入れる際にはマスキングテープなどを逆さに貼り、切削クズがヘッドライト内部に落ちないように養生します。少し奥に広がるように台形に削ると配線が収まりやすいです。
カッター切削中は力を入れる方向に手を置かない事。滑ってカッターが手に向かうと大怪我になります。カッターの進行方向と持ち手の位置は常に気をつけましょう。
次にfcl.LEDキットを用意します。
HIDバーナーとの比較です。HIDの発光管とLEDのチップの位置関係が全く同じ位置にあります。
しっかりと適合商品ということが分かります。
LEDをロービームユニットへ挿入します。
ヘッドライト側の凸とLED側の凹の位置を目視で合わせならが、中間で押さえバネを脇に入れ同時にユニットへ差し込みます。
バネはバーナー取り外し時と同じく慎重に扱います。バネをロック爪にかけたらLED本体の取付は完了です。
POINT
バルブの装着方法は、取扱説明書では台座とバルブを分離し、 先に台座を固定して、ロックピンを留めてから、バルブを差し込むとあります。なぜなら、台座を分離しないと、ファンの部分が邪魔して、ロックピンを留められない車が多いからです。
次にイグナイターとLEDソケットを組み合わせます。カチっと止まるまで回してお互いを取付ます。
そして切削孔へイグナイター配線、シールド線、LED配線の3本を通します。シールド線は長さに余裕がない為、扱いには注意しましょう。
※ちなみにこのシールド線は、洗濯機や電子レンジにもあるのと同じ、 ノイズや漏電対策のアースです。延長加工も可能です。
防水キャップを仮閉めをして、配線に負荷がかかっていないか確かめます。キツいようなら再度切削をして孔を広げます。(広げすぎに注意)
次にイグナイターの固定準備に入ります。防水キャップ内にイグナイターとソケットが収まらない為、ヘッドライト裏へ直に取付ます。位置関係がとてもシビアな為、ヘッドライトをボディへ仮組みしつつイグナイターの設置場所を探ります。
ヘッドライトはボルト等は締めず仮置きします。この時に一度、ヘッドライトの配線を繋ぎ点灯確認をしましょう。
ヘッドライト裏に設置するイグナイターがボディフレーム等に緩衝しないか確認します。
角度が少し悪いだけでもボディに当たります。
位置確認が出来ましたら、パーツクリーナーで接着面を脱脂します。
直にパーツクリーナーをかけると、ヘッドライトユニットが溶けたり変色したりしますので、キッチンペーパー等に適量に吹き使用します。
ヘッドライト側の接着面とLEDソケット側をしっかり脱脂します。この脱脂具合でイグナイター接着固定強度に差が出ます。油分を残してしまうと両面テープの効力が著しく低下しますので、しっかり脱脂しましょう。
イグナイター設置場所へ強力両面テープを貼ります。
しっかり両面テープで固定します。
再度、車両側へヘッドライトを仮付けしてボディとイグナイターの隙間を確認しましょう。
次に切削孔をシリコンで穴埋めをします。ホームセンターなどのDIYコーナーにて販売しています。
ガンがあれば、より正確な位置にシリコンを注入可能になります。
配線孔の穴を開けたままにしておくと、ヘッドライト内部の結露や曇りに起因しますので隙間なくしっかりと埋めます。
後のバルブの点検や交換時にはシリコンはカッターで切除可能です。(※配線を切らないように注意です)後の点検等を考慮しながら、必要最低限かつ適度な量を心がけましょう。シリコン注入はなるべく最後の工程で行いましょう。必要以上にシリコンが周りに付着すると、強力両面テープ等の効力を著しく低下させます。
最後にイグナイターや剥き出しの配線を絶縁テープで保護をします。
ヘッドライトユニットを車体へ取付をして全ての配線を繋ぎます。
点灯確認を行います。
運転席側の交換
左側(運転席側)も同じ手順で作業します。
左右対称ですので、同じ加工になります。
同じく目頭裏側をカットします。
左側のイグナイター固定には更に強力な両面テープを使用しました。
右側と作業は同じですが、左側はイグナイターの設置場所が変わります。
強力両面テープを使用して防水キャップの上に設置します。
左側は、ボディフレームが大きく迫り出している事と、ウォッシャー補助パイプがあるため、左側対称の位置には取り付けられません。既存のシールド線の短さもあり、設置場所はここしかありません。パーツクリーナー等でしっかりと接着面を脱脂して、強力な両面テープと絶縁テープでしっかり固定します。電工スキルがあればシールド線の延長という方法もあります。
ヘッドライトを車体へ戻し、点灯確認です。
昼間でも存在感をアピール出来るほどの明るさです。
バルブは全てfcl.様のLEDに換装済みですが、LEDコンバージョンキットは一段と明るくなっております。
ビフォーアフター比較
まとめ
商品装着後どんな変化がありましたか?
今までに見たことのない綺麗なカットラインが出るLEDです。夜の運転が非常に視認性よく安全に楽しめるようになりました。ムラのない輝度で目も疲れにくく疲労低減にも繋がります。照射有効距離が凄まじく長いので、夜間時の交差点などではより早く相手に存在を知らせる事が可能になります。
ご家族や友人からの反応はありましたか?-ある場合、どんな反応でしたか?
時々デリカを運転する妻も、LEDが放つ圧倒的な輝度に驚いておりました。また暗さが原因で夜間の運転が苦手な妻ですが、LEDに換装後は以前より安心してハンドルが握れるようになったようです。デリカオーナーの友人は高輝度カットラインの美しさに見惚れていました。奥まで届く照射力に非常に驚いていました。
同車種のオーナー様に一言どうぞ!
LED換装に悩んでいる方は是非 fcl.コンバージョンキットが放つ高輝度LEDを体感して頂きたいです。HIDバルブではなし得なかった新たな世界が待っています。
以上、デリかD:5のオーナーニャンギ様の取付レポートでした!ニャンギ様は、Instagramやcartune、みんカラでも活躍中です。
やっぱりもっと簡単にヘッドライトを明るくしたいな!という方は下記の記事をご覧ください!
取り付けた商品はこちら
純正HID用LED化キットバルブ交換タイプ
バルブ交換タイプ D1S/D2S/D2R/D3S/D4S/D4R
記事について
- 商品改良の為、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様などは、モデルの変更に応じて、変わります。必ず最新の商品ページをご確認ください。
- 取付レポートに関しましては、あくまでも取付例となりますので、お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状、取付方法が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
- HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
- お車のグレードや仕様によっては別途バルブアダプター、キャンセラー等が必要になりますので、予めご了承下さい。
- 記載の情報はあくまで一例となります。取り付けの際に起こった損害や、バルブ形状が異なるなどの責任は負いかねます、予めご了承ください。
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