電工ペンチの正しい使い方 <カーDIY> - fcl. (エフシーエル)

電工ペンチの正しい使い方 <カーDIY>

 
今日は愛車カスタム・カーDIYには欠かせない、電工ペンチ(圧着ペンチ)の正しい使い方について紹介いたします!エフシーエルの商品でも、最近話題の2色切り替えウィンカー・2色切り替えバックランプ・シーケンシャルウィンカーを使う際には、必要になるツールです。
間違った使い方をしていることが原因で、きちんと点灯しなかった!!!不具合が起きてしまった!という方も多いので、ご注意くださいね。

圧着(カシメ)には電工ペンチを

端子を圧着するには、専用の電工ペンチを使用します。 通常のペンチなどでは圧着不良を起こしますので、必ず電工ペンチ(圧着ペンチ)を使いましょう。
下の画像は、電工ペンチではなく、通常のペンチで圧着しただめな例です。
一見しまっているように見えますが、軽く引っ張ると抜けます。
こちらの画像は、電工ペンチで正しく圧着した例です。
かしめた部分がきれいなハート型しています、芯線が変形して、摩擦力でしっかり止まっています。
 

電工ペンチの種類

一口に電工ペンチと言っても、様々な端子に対応した種類があります。 適切に圧着するには、端子に対応した電工ペンチを使う必要があります。 使用する端子によって、刃(カシメる部分)の形が違います。 この刃の部分を【ダイス】と言います。 ダイスはサイズごとにも分かれているので、よく確認しましょう。 よく利用される端子とダイスの形状を3つご紹介します。

オープンバレル(ギボシ端子etc.)

最もメジャーなのは、なんと言ってもこのタイプです。 オスメス接続仕様ですので、メンテナンスがしやすいです。
 

裸端子(丸型端子etc.)

次に使用頻度が高いのが裸端子。 取り外して再接続してのメンテナンスすることの少ない終端のアースなどに多く使われます。

絶縁付き端子(丸型、スリーブetc.)

先ほどの裸端子同様ですが、絶縁被覆が付いているので、絶縁処理の手間が省けるのが特徴です。 これを裸端子用の電工ペンチでカシメると、絶縁被覆が破けます。
一丁のペンチに様々なダイス、機能がある電工ペンチも多くあります。
良く使う端子に合わせて、電工ペンチを選んでください。

端子の大きさ、配線の太さ

圧着には、もう一つ大事な事があります。 端子の大きさと線の太さの関係です。
 
出典 ニチフ
出典 ニチフ
 
端子が大きく、線が細いと圧着不良で配線が抜けやすく、 端子が小さいと、抱合する線が多くなり、断線しやすくなります。 大手メーカーでしたら、商品ラベルに適切な線の太さが表記されていて、親切に工具まで示してくれています。 端子、配線対応する太さをよく確認しましょう。
 
出典 ニチフ
出典 ニチフ
POINT
対応する電線サイズの表記がない商品も多くあります。慣れないうちは使用しない方が良いでしょう。

必要工具

ワイヤーストリッパ

圧着には配線の被覆を剥く事が必要です。 ハサミやカッターでも被覆を取り除くことはできますが、失敗する可能性も高い。 一番大事なことであり、一番失敗しやすいのも、芯線を切ってしまう事。 芯線を切ってしまうと、その分通電量が落ち、熱を持つ場合もあり、断線もしやすくなります。 一部のニッパーや電工ペンチにも、配線を剥く機能がありますが、精度が低いものが多いので、 被覆を剥く専用の道具であるワイヤーストリッパーの使用をおススメします。
 
 
販売元:RS
販売元:RS
 
販売元:RS
販売元:RS
 

絶縁用品

圧着後、なにもせずそのままにしてしまうと、電気が流れショートする危険性があります。 絶縁付き端子以外では、絶縁処理が必要です。 一般的には端子付属のスリーブや市販絶縁テープなどを利用します。 個人的に防水性が高く、対候性も良いことから、最もお勧めするのは熱収縮チューブです。
POINT
熱収縮チューブには防水性を高めて、ハンダも入っている便利商品もありますので是非お試しください。

まとめ

初心者のうちは高い工具を購入する必要はありませんが、機能が沢山ありすぎるもの、極端に安いものは、精度が低い傾向にあります。実際に手に取って、使い心地を確かめてからの購入をお勧めします。
抵抗内蔵2色切替ウィンカー (T20ピンチ部違い/S25ピン角違い)
ホワイト×アンバー / レッド×アンバー アンバー×アンバー/フロスティブルー×アンバー
 
 
 
2色切替 3WAYバックランプ (T16・T20)
 
シーケンシャルウィンカー
 
 
 
記事について
  • 商品改良の為、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様などは、モデルの変更に応じて、変わります。必ず最新の商品ページをご確認ください。
  • 取付レポートに関しましては、あくまでも取付例となりますので、お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状、取付方法が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
  • HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
  • お車のグレードや仕様によっては別途バルブアダプター、キャンセラー等が必要になりますので、予めご了承下さい。
  • 記載の情報はあくまで一例となります。取り付けの際に起こった損害や、バルブ形状が異なるなどの責任は負いかねます、予めご了承ください。
 
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