今回ノートE12後期のロービームにて、H11の4200K白色ハロゲンバルブとfcl.製LEDヘッドライトとの比較を行いました。ノートE12後期のロービームは取り換えがしにくい為か、ネットでもハロゲンからのLED化はあまり情報が多くなく、比較情報もあまり見られないように思います。
今回の記事がロービームのLED化を検討されている方の参考になれば幸いです。今回比較した項目は以下です
取り付け概要
使用した道具 | なし |
作業時間 | 30分未満 |
作業難易度 | ★☆☆☆☆ |
作業概要 | ハロゲンバルブからLEDバルブに交換 |
車の年式、グレード、仕様等により取り付け方法が異なる場合がございます。了承願います。取り付けは自己責任にてお願い致します。
今回取り付けた商品はこちら
中にはバルブ本体の他、タイラップ、調整用の六角レンチが入っています。今回検証させて頂いたのは、ファンレスタイプとなります。コントローラー部を別体にすることで、放熱フィンを大型化させながらも、バルブ全体のサイズは縮小化したそうです。
実際、以前使った事のある海外メーカー製品と比べて小さいです。ノートE12後期ロービームは後ろのスペースが狭めで作業はしにくいのですが取付可能でした。
※記事内では前モデルを使用しています。現在は後継モデルを販売中です。
LEDヘッドライト/フォグランプ (H8/H9/H11/H16,HB3,HB4)
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交換方法
ボンネットを開けると、一番外側がロービームになっています。
Webで調べると車種によってはバルブむき出しになっている画像をみかけますが、ノートE12後期ロービームは筒状になっていて、その中にバルブを挿し、密閉型の防水キャップを嵌める構造です。従って、取り換え手順としては、以下となります。
- 防水キャップを外す
- 現在のバルブを反時計回りに回して外す
- コネクタを抜く
- 新しいバルブを嵌めて時計回りに回して固定する
- コネクタを接続する
- 防水キャップを嵌めて、交換完了です。
防水キャップは、引っ張れば取れます。
後ろのスペースが狭い上にプロジェクターの為、あまり目視確認しながら挿す事が出来ず、ほぼ手探りでの作業となります。
ハロゲンバルブを外しますが、写真を見て頂くと、バルブが挿さる穴は筒の真ん中ではなく、やや上にあることが分かります。
ハロゲンバルブはL字型にケーブルが出る為でしょうか。LEDバルブを挿す際になかなかバルブが挿さらない時は、この位置関係を意識して頂ければ挿しやすくなるかと思います。
コネクタを抜くには、ハロゲンバルブの反対側にある爪を押しながら抜き取ります。写真赤丸部です。爪は固めですが、しっかり押さえれば抜くのには力は必要ありません。
ここが一番の難所ですが、しっかりと挿さないと光軸が出なかったりヘッドライト内部の結露が起きたりするので、多少時間かかってもしっかり作業します。
ハロゲンバルブはL字型なので向きが分かりやすいのですが、一般に放熱フィンタイプのLEDバルブは向きが見た目で分かり辛いので、挿す前に最初持った時の爪の位置を意識すると良いかと思います。
H11は爪のサイズが全て違うので、嵌る位置にしか嵌りません。一番広い爪(赤丸部)が助手席側に向くように嵌めこみます。なかなか嵌らないときは、向きが垂直になっているか確認してください。
嵌ったら時計回りに回して、ぐらつかない事を確認します。
コネクタを接続して、点灯確認します。
問題なく点灯すれば後処理ですが、前述の様にノートE12後期ロービームは筒の中にバルブが入る構造ですので、私はコントローラーをそのまま筒に入れました。従って固定はしていません。放熱を考えると防水キャップに穴開け加工して、コントローラーをキャップの外に出した方が良いのかも知れません。この場合はタイラップでどこかに固定する事になるかと思います。
ビフォーアフター比較
色味
今回の比較対象の4200Kのハロゲンバルブは、純正と比べると白いのですが、社外のLEDアイラインやLEDポジションランプと比較すると黄色く、違和感がありました。
今回使用したfcl.製2018年モデルLEDバルブは6000Kですので、交換後は完全に違和感がなくなりました。非常にクールな目元になりました。
左右で白色ハロゲンバルブとfcl.製2018年モデルLEDバルブを付けて比較してみました。
カットラインはどうなのか
社外品取り付ける際に、保安基準をクリアできるのかは気になるところですので、壁を照射して比較してみました。
注:比較写真を撮るにあたり、iPhoneでの撮影ではありますが、アプリを使ってISO・シャッタースピード・ホワイトバランスは同等の値にしているものの、実際の見た目よりも暗めで黄色寄りになってしまいました。実際にはどちらももう少し明るくて色味は白っぽかったかと思いますが、相対評価という意味でご理解ください。
写真上半分が白ハロゲンバルブ、下半分がfcl.製2018年モデルLEDバルブです。車検対応との事でもちろん心配はしてませんでしたが、カットラインは綺麗に出ています。
光軸調整は何もしていませんが、全く必要ないように思われます。見た目明るさも明るくなっていますが、明るさについては⑥にて改めて確認します。
路面照射
実際の運転では、路面をしっかり照らしてくれるかが一番重要かと思います。路面への照射を確認する為に、開けた場所で照射して比較してみました。
注:壁照射写真と同様に、アプリを使ってISO、シャッタースピード、ホワイトバランスは同等の値にしていますが、実際の見た目はどちらももう少し色味は白っぽかったかと思います。相対評価という意味でご理解ください。
近くの路面が明らかに明るいだけでなく、遠くや脇の方も明るくなっていることが分かります。
横への広がり
横への広がりを確認する為に、高架下でも写真を撮ってみました。
注:壁照射写真と同様に、アプリを使ってISO、シャッタースピード、ホワイトバランスは同等の値にしていますが、実際の見た目はどちらももう少し色味は白っぽかったかと思います。相対評価という意味でご理解ください。