日中はまだ暖かい10月。 スタッドレスタイヤのことは、まだ先の話に感じる時期です。 ところが、北海道では10月のうちに初雪の平年日を迎えます。 西日本でも、初雪の平年日まで残り2か月ほどです。
結論から言うと、スタッドレスタイヤの準備は10月に始めるのが正解です。 履き替えの目安は初雪の1か月前で、新品タイヤには慣らし走行も必要だからです。
この記事では、カーパーツ専門店エフシーエル(fcl.)の視点で、次の内容を解説します。
- 地域別の履き替え時期の目安
- 10月に動くメリットと、12月では遅い理由
- 新品スタッドレスに必要な「慣らし走行(皮むき)」のやり方
- スタッドレスタイヤの準備は「初雪の1か月前」が目安
- 【地域別】履き替え時期の目安
- 雪がなくても、最低気温3℃が合図
- 西日本こそ10月に動きたい3つの理由
- ① 早期セールで選びやすい
- ② 予約が取りやすく、じっくり選べる
- ③ 慣らし走行の時間を確保できる
- 💭12月では遅い理由
- 新品スタッドレスは「一皮むく」までが準備
- 慣らし走行の目安は「時速60km以下で200km以上」
- ✅慣らし走行のコツ
- 履き替えと一緒に見直したい、冬の視界
- \おすすめ記事/
- 1. 2色切り替えLEDフォグランプ|雪の日はイエロー、晴れた夜はホワイト
- 2. レジェンダリーシリーズ LEDヘッドライト|雪の日に見やすい電球色も選べる
- 履き替え前後に確認したい4つのこと
- ① 残り溝は「プラットホーム」で確認する
- ② 4輪すべてを履き替える
- ③ 履き替えたら空気圧を点検する
- ④ 夏タイヤのまま雪道を走ると法令違反になる
- よくある質問
- Q. 雪がほとんど降らない地域でも、スタッドレスタイヤは必要ですか?
- Q. 2シーズン目のタイヤにも、慣らし走行は必要ですか?
- Q. 早く履き替えた場合、乾いた路面で気をつけることは?
- 冬の準備は、雪の予報より先に
- 商品はこちら
スタッドレスタイヤの準備は「初雪の1か月前」が目安
履き替えの目安は、初雪の1か月前です。
【地域別】履き替え時期の目安
初雪の平年日から1か月さかのぼると、地域ごとの目安が見えてきます。
近畿(大阪) | 12月26日 | 11月下旬 |
地域(代表都市) | 初雪の平年日 | 履き替えの目安 |
北海道(札幌) | 10月28日 | 9月下旬 |
東北(仙台) | 11月17日 | 10月中旬 |
北陸(新潟) | 11月23日 | 10月下旬 |
中国(広島) | 12月8日 | 11月上旬 |
九州(福岡) | 12月16日 | 11月中旬 |
東海(名古屋) | 12月18日 | 11月中旬 |
四国(高松) | 12月19日 | 11月中旬 |
関東(東京) | 1月3日 | 12月上旬 |
出典:スタッドレスタイヤはいつから履き替える?目安となる履き替え時期も紹介|ブリヂストン
※初雪の平年値は1991〜2020年。同ページが気象庁の資料をもとに掲載 ※「履き替えの目安」は、初雪の平年日の1か月前としてエフシーエル(fcl.)が算出したものです。
この表から読み取れるポイントは3つです。
- 北海道は、10月の時点ですでに履き替えの時期に入っている
- 東北・北陸は、10月がちょうど履き替えの月にあたる
- 広島や福岡の初雪は、東京や大阪より早い
「西日本は雪が遅い」と考えていると、準備が間に合いません。 西日本の履き替えの目安は11月です。 つまり、タイヤを選んで予約する時期は10月になります。
なお、平年日は都市部の観測値です。 山間部や峠道を走る場合は、さらに早めの準備が必要です。
雪がなくても、最低気温3℃が合図
雪が降らない地域でも、最低気温が3℃を下回ると路面は凍結することがあります。
JAFも、雪がないように見える路面が凍結している場合があるとしています。 テストの結果、雪道でのノーマルタイヤの使用は「極めて危険」と結論づけています。
出典:走れても止まれない、雪道のノーマルタイヤ(JAFユーザーテスト)|JAF 出典:冬は路面の凍結に要注意!スタッドレスタイヤへの履き替えを!|Bridgestone Blog」
西日本こそ10月に動きたい3つの理由
西日本や太平洋側では、冬タイヤの準備が後回しになりがちです。 しかし、10月に動くメリットは雪の少ない地域ほど大きくなります。
① 早期セールで選びやすい
シーズン前は、スタッドレスタイヤのセールを行う販売店があり、11月頃までは比較的安く購入できる可能性が高いとされています。 店舗での保管サービスなど、付帯サービスを比べる余裕もあります。
② 予約が取りやすく、じっくり選べる
10月は、希望のサイズや銘柄を落ち着いて選べる時期です。 早めに履き替える理由として次のメリットがあります。
- シーズン中の店舗の混雑を避けられる
- 目当ての商品の在庫切れを防げる
- 突然の降雪に対応できる
③ 慣らし走行の時間を確保できる
新品のスタッドレスタイヤは、履いてすぐには本来の性能を発揮しません。 後述する慣らし走行には、200km以上の走行が必要です。 10月に準備すれば、雪が降る前の乾いた路面で慣らしを終えられます。
💭12月では遅い理由
12月に動き出すと、予約・在庫・慣らしの3つが同時に厳しくなります。
12月に入ると交換が予約待ちになり、人気モデルは品薄になるとされています。
さらに、広島・福岡・名古屋・高松は、12月中に初雪の平年日を迎えます。 12月に購入しても、雪が降るまでに慣らし走行を終えるのは困難です。 年末の帰省や旅行で雪道を走る予定があるなら、なおさら余裕が必要です。
新品スタッドレスは「一皮むく」までが準備
新品のスタッドレスタイヤは、表面を一皮むいてから雪道に入るのが基本です。 タイヤを履き替えただけでは、準備は終わっていません。
慣らし走行が必要な理由として、下記3点があります。
- 新品タイヤの表面には、製造過程で使う離型剤などが付着している
- 内部構造がなじみ、タイヤとリム(ホイール)の密着が高まる
- 新しいタイヤの乗り心地やハンドリングに、ドライバーが慣れる
表面の付着物はグリップ力を下げる原因になります。 これを走行で落とす作業が、いわゆる「皮むき」です。
慣らし走行の目安は「時速60km以下で200km以上」
スタッドレスタイヤは、夏タイヤより長い慣らし走行が必要です。
タイヤの種類 | 走行速度 | 走行距離 |
夏タイヤ | 時速80km以下 | 100km以上 |
スタッドレスタイヤ | 時速60km以下 | 200km以上 |
出典:新品タイヤ交換時の慣らし走行とは?必要性とやり方を解説|ブリヂストン
同ページでは、スタッドレスタイヤの慣らしに最低でも3時間以上かかるとしています。 「雪の予報が出てから履き替える」では、慣らしが間に合いません。
✅慣らし走行のコツ
- 雪が降る前の、乾いた路面で行う
- 交通量と信号が少なく、速度を抑えやすい一般道を選ぶ
- 急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避ける
- 時速60km以下が目安のため、高速道路は使わない
履き替えと一緒に見直したい、冬の視界
タイヤを冬仕様にするなら、ライトも一緒に見直す価値があります。 雪道では、路面のグリップと同時に視界も大きく変わるためです。
- 白い光は降る雪に乱反射し、前が見えにくくなることがある
- 黄色みのある光は波長が長く、雪や霧の粒子を透過しやすいとされる
- LEDは発熱が少なく、レンズに付いた雪が溶けにくい
\おすすめ記事/
ここでは、冬の視界対策として選びやすい2点を紹介します。
No. | アイテム | こんな人に |
1 | 2色切り替えLEDフォグランプ | 雪や霧の日も運転する |
2 | レジェンダリーシリーズ LEDヘッドライト | 白い光が雪で見にくい |
ライトの交換は、見えやすさを高める対策のひとつです。 雪道では速度を控えめにし、車間距離を十分に取りましょう。
1. 2色切り替えLEDフォグランプ|雪の日はイエロー、晴れた夜はホワイト
天候に合わせて光の色を替えられるのが、このフォグランプの強みです。
降雪時はイエロー、晴れた夜はホワイト、と1つのバルブで使い分けられます。 スキーや帰省など、冬だけ雪道を走る人にも向いています。
ここがポイント!
- 純正フォグスイッチのOFF/ON操作で色が切り替わる
- 最後に点灯していた色を記憶するメモリー機能を搭載
- 対応形状:H8/H11/H16、HB4、PSX26W、L1B
2. レジェンダリーシリーズ LEDヘッドライト|雪の日に見やすい電球色も選べる
雪道を走るなら、ヘッドライトは「色」で選ぶ方法があります。
レジェンダリーシリーズは、ホワイトに加えて電球色(ハロゲン色)を選べます。 LEDの明るさと、黄色みのある光の見やすさを両立できるモデルです。
ここがポイント!
- カラー:ホワイト/イエロー/ライムイエロー/電球色(ハロゲン色) ※ヘッドライトとして使うなら、ホワイトか電球色をお選びください。
- 対応形状:H1、H3/H3C、H7、H8/H9/H11/H16、HB3、HB4、H4 hi/lo
履き替え前後に確認したい4つのこと
① 残り溝は「プラットホーム」で確認する
昨シーズンのタイヤを使うなら、まず残り溝を確認しましょう。
残り溝が新品時の50%未満のタイヤは、冬用タイヤとして使えません。 溝の中にある「プラットホーム」という突起が、その目印です。
ただ、溝が残っていても、年数が経ってゴムが硬くなったタイヤは性能が落ちるので、タイヤ全体の状態をチェックしましょう。
② 4輪すべてを履き替える
スタッドレスタイヤは、4輪すべてに装着します。 前輪だけ、後輪だけの装着では、車の挙動が安定しません。
③ 履き替えたら空気圧を点検する
保管していたタイヤは、空気圧が下がっていることがあります。
走行前のタイヤが冷えた状態で測り、車両の指定空気圧に合わせましょう。 点検の目安は、最低でも月に1回です。
④ 夏タイヤのまま雪道を走ると法令違反になる
積雪・凍結した路面を夏タイヤで走ることは、多くの地域で法令違反にあたります。
沖縄県を除く都道府県の規則で、冬用タイヤの装着などが義務づけられています。
出典:夏用タイヤのまま雪道を走行すると法令違反で反則金6,000円!?|JAF Mate Online
よくある質問
Q. 雪がほとんど降らない地域でも、スタッドレスタイヤは必要ですか?
凍結路を走る可能性があるなら必要です。
最低気温が3℃を下回ると、雪がなくても路面は凍結することがあります。 早朝や夜間の運転、帰省や旅行の予定がある人は準備しておきましょう。
Q. 2シーズン目のタイヤにも、慣らし走行は必要ですか?
「時速60km以下で200km以上」は、新品タイヤを装着したときの目安です。 2シーズン目以降は、残り溝と空気圧の点検を優先してください。
確認方法は「履き替える前に確認したい4つのこと」で紹介しています。
Q. 早く履き替えた場合、乾いた路面で気をつけることは?
急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避けて走りましょう。
スタッドレスタイヤは、雪道での性能を重視して作られています。 乾いた路面や濡れた路面では、速度を控えめにするのが基本です。
冬の準備は、雪の予報より先に
スタッドレスタイヤの準備は、初雪の1か月前までに終えるのが目安です。
逆算すると、北海道は10月からすでに履き替えの時期にあたります。 西日本でも、10月はタイヤを選んで予約する時期です。
時期 | やること |
10月 | タイヤを選ぶ・予約する。昨シーズンのタイヤは残り溝を確認 |
11月 | 履き替えて、乾いた路面で慣らし走行(時速60km以下・200km以上) |
12月 | 空気圧を点検し、ライトまわりも冬仕様に整える |
※西日本の平地を想定した段取りです。北海道・東北・北陸は、1〜2か月前倒しで進めてください。
雪の予報が出てから動くと、予約も在庫も慣らしも間に合いません。 暖かいうちに準備を終えておけば、初雪の朝を落ち着いて迎えられます。
冬の安心は、10月のひと手間から始まります。
商品はこちら
記事について
- 商品改良のため、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様は、モデルの変更に応じて変わりますので、必ず最新の商品ページをご確認ください。
- 取付レポートはあくまでも取付例となります。お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状や取付方法が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
- HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
- お車のグレードや仕様によっては、別途バルブアダプターやキャンセラー等が必要になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 記載の情報はあくまで一例です。取り付けの際に生じた損害や、バルブ形状の相違などについての責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。
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