LEDの進化について。他の業種では違う分類の仕方されますが、自動車業界においてLEDの偏移は砲弾型、フラックス、SMD、COB、パワーLED の順で分類されます。
本日はLED進化を砲弾型から順に説明してみたいと思います。ご興味のある方はぜひご覧ください。
LEDチップの種類
砲弾型
当初開発されたLEDは素子の材質の純度が低く光が弱かったため、レンズで集光する砲弾型として登場しました。
しかし、技術が進みLEDの光度が上がっても、砲弾型のレンズ部分の形状は高い配光効果が得られるため、今でも根強い人気があります。
フラックス型
フラックスは砲弾型よりもより明るさを追求するために作られたタイプです。
2本足の砲弾型より、4本足の形状にすることで基盤に詰めやすくなり明るさが増すという仕組みのものですね。(砲弾型では右や左に向いたりして加工性が悪いので…)
4本足にしたことでリードフレームが大きくなり散熱性が向上。LEDを明るく光らせられるようになりました。
SMDの登場で淘汰された感のあるフラックスですが、最近は技術が進み、次に紹介するSMDとも大差ではなくなりました。しかも、SMDより散熱性、加工性が高いので、フラックス型は今、再注目を集めています。
SMD
SMDは「Surface Mount Device」の略で、表面実装型(表からハンダ付けする)LEDのことです。
前述のように今でこそ明るさはフラックスも大差はありませんが、当時は一つのチップの中で発光点を2〜3つ持つSMDの明るさは画期的なものでした。フラックスに比べ省スペースなので、最近はルームランプなどに多用され定着しています。
そしてあまり聞きなれないCOB
COBは「Chip On Board」の略で面発光という意味です。SMDと比べ光度が高く、影が多重に出ないので一般照明業界で活躍しています。
ただ仕組みはSMDと似ており、違うのはリフレクターがない分、同じスペースでより多くのチップを配置できること。
明るさは実現できるのですが、製造コストが高いため車業界ではあまり普及していません。
最新は、パワーLED
パワーLEDは主に消費電力1W以上のLEDを指します。従来数百mAまでしか流せなかったものを、数Aまで流せるようにしたのがパワーLEDです。
この技術革新のおかげで明るさは数十倍になりました。しかし、熱量も数十倍になるので散熱が必須となります。
そして電圧の安定しない車での使用は、電圧の変動による熱量の変化が無視できず、安定化電源も必要になるのでヒートシンク、ドライバーが必要となります。
まとめ
以上、LEDの進化についてお話させていただきました。
最近はかなり普及が進んでいるLEDですがその裏には数々の技術革新が…そのような背景も含めてアイテムを選んでみるというのも面白いと思います!
T10 超拡散タイプ (ホワイト / 電球色 / ウォームホワイト / ブルーイッシュホワイト / フロスティブルー)
ナンバー&ポジション&ルームランプなどに最適!
- 商品改良の為、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様などは、モデルの変更に応じて、変わります。必ず最新の商品ページをご確認ください。
- 取付レポートに関しましては、あくまでも取付例となりますので、お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状、取付方法が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
- HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
- お車のグレードや仕様によっては別途バルブアダプター、キャンセラー等が必要になりますので、予めご了承下さい。
- 記載の情報はあくまで一例となります。取り付けの際に起こった損害や、バルブ形状が異なるなどの責任は負いかねます、予めご了承ください。
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