ヘッドライトのバルブを交換した際、光軸調整が必要であることをご存知でしょうか。 「夜道が暗く感じる」「対向車にパッシングされる」といった経験がある場合、光軸(光の照射方向)がズレている可能性が高いです。
光軸調整は「難しそう」「お金がかかる」と思われがちですが、手順さえ知っていれば自分で行うことも可能です。本記事では、初心者でもできる「壁当て」による調整方法から、車検基準に関わる重要な知識までを徹底解説します。
- なぜ光軸調整が必要なのか?ズレる原因とリスク
- 原因: バルブ交換や振動による配光のズレ
- 放置すると危険!視認性悪化と対向車への迷惑
- 車検基準と「カンデラ」「ルーメン」の関係
- 光軸調整の仕組み
- 光軸調整(壁当て調整)の流れと準備
- 用語の確認
- 必要な工具
- 車両の準備
- 光軸調整(壁当て調整)の流れ
- 車検に通らない?自分で調整する限界と対処法
- 壁当て調整だけでは「検査合格」は難しい場合もある
- 確実に合わせるなら「テスター屋」が推奨
- 光軸調整の依頼先と費用目安
- フォグランプ、ハイビームの光軸調整
- まとめ
- 人気商品はこちら
なぜ光軸調整が必要なのか?ズレる原因とリスク
光軸は、一度合わせれば永遠に変わらないものではありません。走行中の振動や経年劣化、バルブ交換によって容易にズレが生じます。
原因: バルブ交換や振動による配光のズレ
ヘッドライトバルブの発光点の位置は、メーカーや製品(ハロゲン、LED、HID)ごとに微妙に異なります。純正球であっても個体差があるため、バルブを交換した際は必ず光軸調整が必要です。 また、サスペンションの劣化や重い荷物の積載によって車体の姿勢が変わることでも、光軸は上下に変動します。
放置すると危険!視認性悪化と対向車への迷惑
- 視認性の低下: 適切な位置を照らせないため、夜間の歩行者や障害物の発見が遅れます。
- 対向車への幻惑(グレア): 光が上向きすぎると、対向車のドライバーの目をくらませる「グレア光」となり、事故を誘発する恐れがあります。
車検基準と「カンデラ」「ルーメン」の関係
車検に通るためには、光軸が基準値内に収まっているだけでなく、十分な明るさが必要です。ここで重要になるのが「ルーメン(lm)」と「カンデラ(cd)」の違いです。
ルーメン(全光束): | バルブ自体が出す光の総量。
パッケージ等に記載されています。 |
カンデラ(光度): | 特定の方向へ照射される光の強さ。
車検で測定されるのはこの「カンデラ」です。 |
重要:
いくら「ルーメン」が高い(明るい)バルブに交換しても、光軸がズレて光が散らばってしまうと、計測点の「カンデラ」が不足し、車検に不合格となります。光を正しく集めて前方を照らすために、光軸調整は不可欠です。
光軸調整の仕組み
「レンズリフレクターを上下に動かすネジ」と「左右に動かすネジ」の2つを使用します 。
片方ばかり調整するともう一方もズレてしまうため、上下・左右をバランス良く少しずつ調整するのがポイントです 。
光軸調整(壁当て調整)の流れと準備
用語の確認
カットライン
(カットオフライン): | 光の明暗の区切り線(境界線)。ロービーム(すれ違い用前照灯)では、対向車側(右側)が低く、歩行者側(左側)が高くなるように設計されています。パッケージ等に記載されています。 |
エルボー点: | カットラインが左上がりに屈折する「L字の角」の部分。この直下が最も明るく、遠くを照射するポイントです。ここを基準点とします。 |
必要な工具
特殊な工具は不要で、長めのドライバーやレンチを使用します 。
マスキングテープ(壁へのマーキング用)
メジャー(距離や高さを測る)
車両の準備
タイヤの空気圧を適正にし、ガソリンは満タンに近い状態、運転席に人が乗っている状態(または重り)が理想的です。
平坦な場所を選び、壁に向かって車両を停車させます。 壁からヘッドライトまでの距離は 2.5m〜3.0m が目安です。 近すぎると、光が強すぎて境界線が見にくく、調整誤差が出やすくなります。 遠すぎると、光が拡散してカットラインがぼやけます。
光軸調整(壁当て調整)の流れ
- 車両を壁に対して真っ直ぐ垂直に停車させます 。
- 純正バルブでカットオフラインとエルボー点の位置をテープなどでマーキングします。
- バルブ交換し純正とのズレの確認します。
- 調整ネジを少しずつ回し調整します
車検に通らない?自分で調整する限界と対処法
- ユーザー車検などでご自身で受ける場合、壁当て調整だけでは陸運局のテスター(厳密な測定)に合格できない場合があります 。
- 不安な場合や不合格になった場合は、陸運局に隣接する「テスター屋」での再調整が推奨されます 。
- 自分で壁当て調整を行っても、ユーザー車検などで不合格になるケースがあります。
壁当て調整だけでは「検査合格」は難しい場合もある
陸運局のヘッドライトテスターは非常に精密です。数ミリのズレや、光量のわずかな不足(カンデラ不足)もシビアに判定されます。 壁当て調整はあくまで「対向車に迷惑をかけないための目安」であり、厳密な車検基準(光度6,400cd以上、エルボー点の位置など)を満たしている保証にはなりません。
確実に合わせるなら「テスター屋」が推奨
マナーとして、対向車を幻惑させないための光軸調整は、上記の方法で十分ですが、車検を通すことが目的であれば、陸運局の近くにある「テスター屋(予備検査場)」を利用するのが最も確実です。
プロ用のテスターで測定し、その場で合格ラインに調整してくれます。ユーザー車検当日の朝に利用するのが一般的です。
光軸調整の依頼先と費用目安
依頼先 | 費用目安 | 特徴 |
テスター屋 | 1,500円〜3,000円 | 最も安く早い。 車検合格のための調整に特化。 |
ディーラー | 3,000円〜5,000円 | 信頼性は高いが、予約が必要な場合が多い。 |
カー用品店 | 2,000円〜4,000円 | LEDバルブ購入時にセットで依頼しやすい。店舗により対応不可の場合も。 |
整備工場 | 2,000円〜4,000円 | 車検整備の一環として行うのが一般的。 |
フォグランプ、ハイビームの光軸調整
- フォグランプ:
手順はヘッドライトとほぼ同じです。フォグレンズ下部または後部にある光軸調整ネジを回して照射範囲を上下に調整します。
フォグランプの光軸調整の仕方、詳細は下記ページよりご確認いただけます。
- ハイビーム:
カットオフラインがないため、照射範囲の中心点をマーキングして合わせます 。ロービームと一体型のリフレクターの場合、ロービームを基準に合わせるようにしましょう 。
まとめ
光軸調整は手間がかからず簡単にでき、愛車の配光を最適化し、周囲への配慮にもつながります。安全運転のためにしっかり行いましょう。
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- 商品改良のため、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様は、モデルの変更に応じて変わりますので、必ず最新の商品ページをご確認ください。
- 取付レポートはあくまでも取付例となります。お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状や取付方法が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
- HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
- お車のグレードや仕様によっては、別途バルブアダプターやキャンセラー等が必要になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 記載の情報はあくまで一例です。取り付けの際に生じた損害や、バルブ形状の相違などについての責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。
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