＜2色切替＞＜調光タイプ＞バイク用フォグランプキット

説明書を読む

必ずお読みください

この度は、弊社の商品をご購入いただきありがとうございます。

安全にご使用いただくために：

取り付け前に、必ず本取扱説明書をよくお読みください。
内容をご理解いただいた上でご使用ください。
不具合が起きた際に純正状態にすぐに戻せるよう、取り外した純正バルブ・部品等は、必ず保管してください。
本製品の取り付け、点灯チェック、使用中に発生した事故・損害・破損・ケガ・火事等について、弊社では一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。また、本製品の不具合に起因する直接的・間接的な影響による事故や損害についても、弊社では責任を負いかねますので、十分ご注意の上、ご使用ください。

⚠ 注意区分

記号	意味
⚠ 危険	誤った取り扱いにより、死亡や重大な傷害を引き起こす可能性があります。
⚠ 警告	誤った取り扱いにより、人身事故や物損事故を引き起こす可能性があります。
⚠ 注意	正しい取り扱いをしないと、製品の性能が発揮されない可能性があります。

⚠危険

不点灯など不具合が発生した場合は、すぐに使用を中止し純正状態に戻してください。

灯具の破損や車両故障・火災の原因となる場合があります。

本製品を取り付けの際には、本取扱説明書、及び車両メーカー作成の作業マニュアル、電気配線図に従い、注意して作業を行ってください。
点灯中・点灯直後のライトや放熱部・コントローラーに触れないでください。

ヤケドの原因となります。作業はライトスイッチをOFFにし、バルブが完全に冷えてから行ってください。

燃えやすいものの近くで使用しないでください。

紙や布などでバルブ本体をおおったり、燃えやすいものや引火する危険性のある（ガソリン可燃性スプレー、シンナー、ラッカー、粉じんなど）の近くで使用しないでください。

分解、改造は行わないでください。

火災、ケガ、故障の原因となります。

光を長時間直視しないでください。

目が痛くなったり、視力障害の原因となる可能性があります。

⚠警告

発光部を直接触らないでください。

LEDチップに油膜や汚れが付着するとバルブの損傷や灯具の故障を引き起こします。汚れが付着した場合は、アルコール系洗浄液で拭き取ってください。

定期点検のお願い

取り付けや接続が不完全な状態で使用を続けると、作動不良や故障の原因となります。
固定が不十分なまま使用すると、バルブの脱落や車両火災の原因になる恐れがあります。定期的に接続や固定の確認を行い、ゆるみや緩みがないかチェックしてください。

⚠注意

点灯/消灯を頻繁に行わないでください。

点灯/消灯を繰り返すと商品に負荷がかかり、急激な劣化や故障の原因となります。必要な場合を除き、むやみに点灯/消灯を繰りさないでください。

エンジン、ランプスイッチをOFFにし、十分に冷えてから、バッテリーのマイナス端子を外すか、車両取扱説明書でヒューズの位置を確認し、ヒューズボックスからライトのヒューズを外して作業を行ってください。ショートによる故障の原因になることがあります。

以下の内容は製品不良ではございません。予めご了承ください。

発光色の個体差について

製品には個体差があり、左右で発光色が異なる場合があります。また、使用に伴い、劣化による発光色の変化が起こることもあり、自然に発生するものです。
LEDは同じ色温度 (ケルビン数) でも、灯具・取り付け先により見え方が異なる場合があります。

ライトシステムの特性によりノイズが発生したり、他の電子機器に影響を及ぼすことがあります。その場合、誤作動などが発生することがありますので、専門店に相談してください。
防水用のゴムパッキン・アダブター・カプラー等は純正バルブよりも硬く、装着しにくい場合があります。
商品により、ファンの作動音が聞こえる場合があります。製品不良で、ありませんので、予めご了承ください。
ヒートセンサーの機能により、一定温度を超えると出力を押さえ発熱量を下げるためLEDが暗くなる場合がございます。
作業終了後には、必ず、光軸の確認及び調整を行ってください。

⚠仕様に関する注意

LEDはハロゲン・白熱球に比べ発熱量が少ないため、ランプに付着した雪や氷が解けにくい場合があります。
レンズユニットには、製造工程でやむを得ず、微細なチリや僅かな作業時の痕跡（指紋のように見えるものなど）が残る場合がございます。これらは製品の明るさ（点灯性能）や機能に影響を及ぼすものではございませんので、安心してお使いください。これら製造上の特性をご理解いただきますようお願い申し上げます。
他社製品との組み合わせでは、本来の性能を発揮できない場合があります。
車両側電圧の影響

アイドリングストップのエンジン再始動時の電圧降下を受け消灯する場合があります。これは、異常電圧を感知し保護機能が作動するためです。一度スイッチをOFFにし再度スイッチをONにしてください。

カメラ、ミリ波、紫外線、超音波などを使用する以下の機能は、純正バルブでの使用を前提に設定・調整されているため、本製品を装着することにより、正常に作動しない恐れがあります。商品不良に起因するものではないため、保証対象外となります。また、機能の誤作動・不作動に起因する事故、損害、破損、ケガ、火災について、弊社は一切の責任を負いかねます。

該当例：

アダプティブクルーズコントロール等の自動運転機能
可変配光システム等の先進安全機能
運転支援技術： オートハイビーム、自動ブレーキ、前方衝突警告、衝突軽減システム、誤発進抑制制御システム、車線逸脱防止システム、クリアランスソナー等

本製品は直流電源専用です。

交流電源・半波整流の車両には使用できません。故障の原因となるためお控えください。

他の電装品との併用について：

グリップヒーターなどの他の電装品と併用すると、消費電力が大幅に増加し、車両側の電圧が不足する場合があります。併用する場合は、他の電装品の電源を切るなどして電圧不足を回避してください。

バッテリーの状態確認が必要です。

取り付け前に車両側のバッテリーの状態をご確認ください。消費電力が増加するため、バッテリーの状態によっては点灯不良などの問題が発生する可能性があります。

レンズ材質はガラスではなく、樹脂製となります。

強い摩擦や衝撃が加わると傷が入る可能性があります。

商品内容

フォグユニット、プロテクター、プロテクター用ネジは組み立てられた状態でお届けしています。

注意

より多くの車種へお取り付けいただけるよう、ステーなどの付属品がセットになっておりますが、お取り付けいただく車種や位置によっては付属品のみではお取り付けが難しい場合があります。

■付属品を使った取り付けの一例

■別売のクランプバーを使用した例

■角度調整

クランプステーを使用した場合

各部ネジを緩めることで角度調整が可能です。

マウントステーを使用した場合

各部ネジを緩めることで角度調整が可能です。

取り付け手順と要領

フォグユニット固定位置の選定

バイク用フォグユニットの取り付け位置は、道路運送車両の保安基準で定められており、車検の合否にも影響します。下記のサイズと要件を参考に、安全な位置へ取り付けてください。

フォグランプの中心位置：ヘッドライトの中心より下
フォグランプ上縁の高さ：地上から800mm以下
フォグランプ下縁の高さ：地上から250mm以上
左右それぞれ１個ずつの装着、左右対称の位置で取付すること（片側のみの装着、点灯などは保安基準適合外となります）

■フォグユニット取り付け参考位置

取り付け後の車両を横から見たときに、上方５°の平面及び下方５°の平面に点灯を遮る障害物がないこと。取り付け後の車両を正面から見たときに、内側方向 10°の平面及び外側方向45°の平面により囲まれる範囲において点灯を遮る障害物がないこと

■フォグユニットはイメージイラストとなります

POINT

より多くの車種に取り付けられるよう、ステーなどの付属品を同梱しております。取り付けにご活用ください。
車種や取り付け位置によっては、付属品のみでは取り付けが困難な場合があります。

■フォグユニット本体サイズ

■プロテクターサイズ

■スイッチステー

点灯切り替えスイッチのサイズ

スイッチの固定位置の選定と組立て

バイク用フォグランプは、道路運送車両の保安基準において、以下の要件を満たす必要があります。これらの要件は、車検の合否にも影響します。

フォグランプ単独でのON/OFF切り替えが可能であること
ライダーがフォグランプの点灯状態を確認できる装置 (点灯インジケーター) が備わっていること

本製品は、上記の要件を満たすため、単独でのON/OFF機能と、スイッチ操作部に点灯インジケーターを備えています。下記サイズを参考に、ライダーが点灯状態を容易に確認できるよう、インジケーターが見える位置の選定を行ってください。

ハーネスの取り回し確認

各取り付け部品からバッテリーまでハーネスの長さが届くことを確認してください。

お取り付けいただく車種によっては、長さが不足する場合があります。その際は配線の延長作業が必要となることがあります。事前にご確認ください。

一度取り付け、または加工した商品への返品・返金対応はいたしません。

■ハーネスの長さ

注意

フロントフォーク周辺へ取り付ける場合、ハンドル操作に伴って配線が引っ張られ、点灯不良や運転操作に支障をきたす恐れがあります。配線の取り回しには十分な余裕を持たせてください。

バッテリーの状態確認

取り付け作業を行う前に、必ずバッテリーに接続して正常に動作するか確認してください。

実車への装着手順

電源の遮断

安全の為、バッテリーのマイナス端子を外して作業を行ってください。

バッテリーのマイナス端子を外すと、ラジオ・時計などのメモリーが消える場合があります。端子を外す前に記録を残し、作業終了後に元の状態に戻してください。

フォグユニット本体の固定

付属のステーやボルトを組み合わせ、事前に決定した取り付け箇所にフォグユニット本体を固定します。フォグユニットには上下方向の指定があり、以下の図に示す向きでの取り付けをしてください。

注意

ユニットを90度回転させて取り付けると、カットラインが縦方向になり、ヘッドライトより上向きを照らしてしまうため、上下方向は変更しないように取り付けてください。
必ずヘッドライトよりも下向きを照らすように取り付けを行ってください。車検の合否にも影響します。

本製品は、ホワイトの光が上側、イエローの光が下側を照射する配光設計です。光軸の調整はホワイトで行い、照射方向がヘッドライトよりも下向きになるように調整してください。

取り付け箇所や車種によっては、付属品のみでは装着できない場合があります。

切替スイッチの固定

付属のビスを使ってスイッチをステーに固定します。その後、ステーを装着したい場所のボルトなどと一緒に締めて固定してください。

スイッチステーを使用した取り付け事例

ハンドルブレース周辺へ共締め

ハンドル周辺機器へ取り付け

ミラー部分へ共締め

ボルト部分を利用して取り付け

POINT

運転操作の妨げとなり、事故の原因となる可能性があるため、スロットル側への取り付けは避けてください。
インジケーターがライダーから容易に確認できる位置に取り付けてください。確認できない位置に取り付けると、点灯状態が確認できず、保安基準に適合しません。

各配線の接続

固定完了後、配線の接続を行います。下記配線図を参考に配線の接続を行ってください。

点灯チェック

配線接続完了後、ACC (アクセサリー) をONの状態にして、スイッチを操作し、正常に点灯するか確認してください。

点灯しない場合は、以下の点をご確認ください。

配線の接続に誤りがないか
バッテリーの状態は正常か

ACC電源線への入力電圧が低い場合、発光色の切り替え不良や電源がOFFにならないといった動作不良が発生する可能性があります。

取り付け後にスイッチを操作しても、点灯色の切り替えができない場合や、電源のON/OFF操作ができない場合は、ACC電源線へ入力している電圧が低く、制御に必要な電圧が足りていない可能性がございます。 症状が発生した場合は、バッテリーの電圧やACC出力の電圧を確認してください。 電圧が十分にある状態でも症状が発生する場合： 一度、ACC電源線もバッテリーのプラスへ接続いただき、商品単体で正常に動作するかご確認ください。 正常に動作しない場合、商品の不具合が考えられます。正常に動作する場合、ACCの連動を別の箇所から取っていただくことで解消する場合がございますので、合わせてご確認ください。

配線の固定

点灯チェック後、ハーネスを付属の結束バンド等で確実に固定してください。

POINT

ハーネスのコントローラー部は点灯中に発熱しますので、取り付け場所には十分注意してください。点灯中及び、消灯直後は直接触れないように注意してください。

各部のチェック 作業完了後、ハンドルを左右に操作し、フロントフォークを沈み込ませるなど、様々な状況を想定して、配線に干渉がないこと、および不必要な力が加わっていないことを確認してください。

POINT

試走を行い、取り付けた部品や周辺部品に緩みや異常がないことを確認してください。
もし異常が見られた場合は、直ちに走行を中止し、原因を特定して適切な処置を行ってください。

機能説明

点灯切り替えスイッチ・インジケーターについて

スイッチを操作することで、フォグランプのON/OFFおよび発光色の切り替えを行います。

1. フォグランプの点灯・発光色切り替え

【C】電源ONボタンを1回押すと、電源がONになり、白色で点灯します。点灯状態で同じボタンを1回押すごとに、発光色が切り替わります。

フォグランプ点灯中は、スイッチ部にある【A】点灯インジケーターが点灯します。

2. フォグランプの消灯

【B】電源OFFボタンを押すまたは、エンジンを停止する（ACC電源をOFFにする）と、発光色に関わらず消灯します。

消灯後は、インジケーターも消灯します。
消灯後に再度ACC電源を入れると、フォグランプは消灯状態から始まります。

バッテリーに負担がかかりますので、必ずエンジンをかけた状態で点灯してください。

スイッチの操作について

各スイッチの操作については下記を確認してください。

POINT

フォグ消灯中に電源OFFボタンを操作すると、フォグランプの点灯はせずスイッチのインジケーターランプが押している間のみ点灯します。

これは不具合ではなく商品仕様上の設計となっており、点灯中はインジケーターランプも点灯し続けます。

リセット時は

発光色の切り替え方法

点灯している状態で、切替スイッチの【C】カラー切り替えボタンを1回押すと、発光色を切り替えることができます。

注意

本製品には点灯カラーのメモリー機能は搭載されておりません。消灯後、再点灯時は点灯中の色に関わらず、必ず白色で点灯します。また、エンジン始動後（ACC電源投入後）は、フォグランプは消灯状態で起動します。
発光色の切り替えはハーネス側の専用コントローラーによって制御されるため、通常、再接続によって左右で発光色が異なるということはありません。
万が一、点灯色が左右で異なってしまった場合は、一度消灯し、各部の接続状態を確認してください。
改善しない場合は、製品の故障が考えられます。