W数の高いHIDは黄ばみの原因になるのか?
この質問に対して率直に答えるのであれば「YES」という回答になります。しかしその影響はあくまで一部であり、HIDの熱だけがヘッドライトの黄ばみつながるというわけではありません。
むしろヘッドライトの黄ばみは、太陽光や傷などライトカバー表面への直接的影響によって起こりやすくなります。なぜヘッドライトが黄ばむのか。
そもそもヘッドライトの黄ばみはなぜ起こるのでしょうか。そのシンプルな答えは「素材の劣化」なのですが、ここでは以下2つの劣化原因についてお話していきます。
1. 太陽光による劣化
ライトカバーはポリカーボネイトという耐久性の高い樹脂素材で作られています。しかしこのポリカーボネイト。耐久性こそ高いものの紫外線の影響を強く受けてしまうという特徴があります。
そのため、ヘッドライト表面の黄ばみは太陽光の紫外線が原因となっているケースが大半を占めます。また、飛び石などの傷と合わさることでより紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。
この太陽光による劣化に比べればヘッドライトの熱による劣化は極めて軽微といえるでしょう。
2. ヘッドライトの熱による劣化
ポリカーボネイトの耐久温度は約120度と言われているためW数の高いHIDを使用しても問題はありませんが、熱の影響によって素材そのものは少なからず劣化してしまいます。 ドライブ後にヘッドライトを触ると熱くなっている通り、ヘッドライトの熱はライトカバーの内側だけでなく表面にも影響を与えます。そのため、HIDはLEDなど熱の少ないヘッドライトに比べて黄ばみにつながってしまう可能性が高いと考えられます。
どうする?ヘッドライトの黄ばみ対策
車を使用している限りヘッドライトは使いますし、太陽光を浴びずに走行・保管することはできません。そのため、ヘッドライトの黄ばみ対策は定期的なメンテナンスが大事になってきます。
メンテナンスといっても市販されているヘッドライト用黄ばみ取りを使ってライトカバーを磨き、ヘッドライトをコーティングしてあげるだけでOK。そんなに時間もかからないため、手間もかかりません!
まとめ
「W数の高いHIDを装着するとヘッドライトが黄ばむのは本当ですか?」という質問をテーマにお送りしましたが個人的には「HIDを検討する上で、ヘッドライトの黄ばみを心配する必要はほぼない」と考えています。
本日説明した通りヘッドライトの黄ばみ対策には定期的なメンテナンスが一番大事。しっかりメンテナンスしていればW数の高いHIDを装着しても「黄ばみの進行が気になる」ということはほとんどないと思います!
上記内容で解決しない場合は、問い合わせフォームよりご連絡をよろしくお願いいたします。
※本ページに記載の内容は、変更になる場合がございます。ページの更新日については、ページ上部の『最終更新日』を必ずご確認ください。