fcl. HIDキット(H1 H3/H3C H7 H8/H11/H16 HB3 HB4) 取り扱い説明書 - fcl. (エフシーエル)

HIDキット シングル

はじめに

この度は、弊社の商品をご購入いただきありがとうございます。正しく安全にご使用いただくため、この取扱説明書をよくお読みになり、内容をご理解いただいた上でご使用ください。誤ったご使用による事故、破損、損害、ケガ、火事などの責任は一切負いかねますことをご了承ください。

※必ずお読みください

  • 本製品は高電圧を発生させますのでHID点灯時、 点灯直後にバラスト・イグナイタ・バルブ・コード類には絶対に触らないでください。感電により、人命にかかわる重大事故につながる危険性があります。 またバラスト、 バルブ間のハーネスの加工は絶対に行わないでください。
  • 取付けの際は、 バッテリーのマイナスターミナルを外し、 ヘッドライトのスイッチをOFFにしてください。バッテリーへの接続は全てのコネクターを接続してから行ってください。 バッテリーのマイナスターミナルを取付け、 ナビ・ラジオ・パワーウィンドウ・サンルーフ・ステアリングポジションなどを再メモリーしてください。
  • バルブを落としたり、 無理な力を加えないでください。 破損や性能の低下の原因となります。
  • 点灯中や消灯直後にレンズに水をかけないでください。 急激な温度変化により、バルブやレンズの破損の原因となります。
  • 本製品は精密な電子機器です。 落としたり配線を引っ張ったりしないでください。
  • 本製品はHID起動時に 15A程度が必要となります。 車両ヘッドライトヒューズが15A未満の場合、 15A以上(最大20A)のヒューズに交換してください。
  • 他社製品との併用によるトラブルは、原因の内容に関わらず一切保証の対象となりませんのでご注意ください。
  • 点灯/消灯の繰り返しを頻繁に行わないでください。 寿命が短くなったり、 不点灯の原因となります。
  • 本商品はアフターパーツです。 不具合発生時にお取付け前の状態に戻せるよう、お取付けの際に外された部品は、 必ず保管しておいて下さい。 当店へご連絡の際は、必ずお取付け前の状態に復帰された状態でご連絡下さい。
  • 本製品を取り付けた場合、車両によっては別途キャンセラーが必要になる場合があります。

取り付けにかかわるご注意

  • 取り付け前に必ず以下の注意事項をお読みください。
  • 取り外した純正バルブは、何かあった際に元に戻せるよう必ずお手元に保管をお願いします。
  • 製品を安全に取り付けていただく上で以下の3種類に【○警告 ○危険 ○注意】項目を分類しております。安全かつ確実に作業をしていただくために、必ず以下の項目を厳守してください。

安全上のご注意

⚠危険
  • 発光部を直接触ったり、油膜等の汚れを付着させないでください。汚れを付着させたまま使用しますと、バルブの損傷や灯具への損傷を与える恐れがあります。汚れが付着した場合、アルコール系の洗浄液を脱脂綿等にしみこませ、油分や汚れをふきとってください。
  • 点灯中や点灯直後はバルブや放熱部が熱いので手や肌など触れないでください。ヤケドの原因となることがあります。作業は、ライトスイッチをOFFにし、バルブや放熱部が冷えてから行ってください。
  • 定期的にゆるみや歪みがないか、確実に取り付けされているかの確認を行ってください。取り付けにゆるみなどが発生し不完全な取り付けの場合、バルブ脱落の原因となり車両火災などの原因となる場合があります。
  • 不点灯など不具合が発生した場合は、即座に使用を中止し純正バルブへ交換を行ってください。バルブの破裂や発火の原因となり、灯具の破損や車両火災の原因となる場合があります。
⚠警告
  • 点灯中の光を間近で長時間直視しないでください。目が痛くなったり、視力障害の原因となります。
  • 火災の原因となりますので、紙や布などでバルブ本体をおおったり、燃えやすいものや引火する危険性のある(ガソリン可燃性スプレー、シンナー、ラッカー、粉じんなど)の近くで使用しないでください。
  • 分解、改造は行わないでください。火災、ケガ、故障の原因となります。
⚠注意
  • 防水上、ゴムパッキン等が固いため、ライトユニットに装着する際、元のバルブより装着しにくい場合があります。
  • エンジン、ランプスイッチをOFFにし、エンジンルームが十分に冷えてから、バッテリーのマイナス端子を外すか、車両取扱説明書でヒューズの位置を確認し、ヒューズボックスからライトのヒューズを外して作業を行ってください。ショートによる故障の原因になることがあります。
  • 本製品を取り付けの際には、本取扱説明書、及び車両メーカー作成の作業マニュアル、電気配線図に従い、注意して作業を行ってください。
  • 作業終了後には、必ず、光軸の確認及び調整を行ってください。(ヘッドライト、フォグランプに限る)
⚠使用上の注意
  • 点灯/消灯を頻繁に行わないでください。
    • 点灯/消灯を繰り返すと商品に負荷がかかり、急激な劣化や故障の原因となります。必要な場合を除き、むやみに点灯/消灯を繰り返さないでください。
      <HIDキットの場合> 点灯/消灯を繰り返すとバラストの安全装置が働き、バルブが点灯しないことがあります。この症状が出た場合、数秒間おいてから再点灯を行ってください。
  • 車両によっては、他の電子機器に影響を及ぼす恐れがあります。
    • HIDやLEDに変更した場合システム特性によりノイズが発生し、誤作動などが発生する場合があります。これらの状況が起こった場合は専門店にご相談ください。
  • 下記の症状は、商品の個体差や特性により出る場合があります。
    • 個体差により左右の発光色が異なる場合があります。また、劣化により発光色の変化が起こる場合があります。これらは商品の特性として起こる内容となります。
  • 車両側電圧の影響を受け消灯などの症状が出る場合があります。
    • アイドリングストップのエンジン再始動時の電圧降下を受け消灯する場合があります。これは、異常電圧を感知し保護機能が作動するためです。一度スイッチをOFFにし再度スイッチをONにしてください。
  • 定期的に取り付けや接続の点検を行ってください。
    • 取り付けや接続が不完全な状態で使用を継続した場合、作動不良や故障の原因となります。また、固定不全のまま使用した場合、バルブの脱落などの原因となります。車両火災の原因となる恐れがありますので、定期的に接続や固定にゆるみが無いかなど確認をお願いします。
  • 一部の車両において、 ハイビーム時にメータパネル内のハイビームインジケーターが不点灯になる場合があります。
    • 純正バルブを取り外すことにより、車両側の仕組みが変わる為、 点灯しなくなります。 その場合、 専用のキャンセラーを使用して、 対策を行ってください。 (ごく稀に配線加工が必要な車種もあります。)
  • 車両によっては、照射光に影や反射等が出る場合があります。
    • HIDバルブ、又は、 ライトユニットの構造やデザイン固有の特性からなる影響により、照射光に影や反射が出る場合があります。予めご了承下さい。
免責事項
  • カメラ/ミリ波/紫外線/超音波などを使用した、アダプティブルクルーズコントロールなどの自動運転機能、可変配光システムなどの先進安全機能やドライバー運転支援技術(オートハイビーム・自動ブレーキ・前方衝突警告・衝突軽減システム・誤発進抑制制御システム・車線逸脱防止システム・駐車支援システム・クリアランスソナーなど)は、純正バルブの使用を前提に、設定や調整がなされているため、本製品を装着することにより、正常に作動しない恐れがあります。当該機能の誤作動や不作動及び、それにより生じた事故や、損害破損、ケガ、火事などについては、直接的、間接的を問わず一切責任を負いかねますので予めご了承ください。
  • 本製品の取り付けや点灯チェックなどの最中に発生した、直接的、間接的に生じた事故、損害、破損、ケガ、火事などについて責任は弊社では負いかねますので予めご了承ください。
  • 本製品を使用したことによる直接的、間接的に生じた事故、損害、破損、ケガ、火事などについての責任は弊社では、負いかねますので予めご了承ください。
  • 本製品の不具合により発生した、事故や、損害、破損、ケガ、火事などについては、直接的、間接的を問わず一切責任を負いかねますので予めご了承ください。
  • LEDは同じ色温度(K数)でも、異なった色に見える場合があり、灯具によっても発光色が変わる場合があります。そのため、ヘッドランプとフォグランプで同じ色温度(K数)のバルブを装着しても、異なった色に見える場合がありますが、製品不良ではありませんので、予めご了承ください。
  • 本製品は輸入品です。輸送中に発生するキズ等がある場合があります。予めご了承ください。
  • エフシーエル以外の製品と組み合わせて使用した場合、明るさや配光など、本来の性能を発揮できない場合があります。予めご了承ください。
  • 本製品は直流電源の車両専用となります。故障の原因となるため、交流電源を使用している車両の電源には接続しないでください。
車検について
  • 本製品は保安基準である『発光色』『視認性』の性能評価を条件で満たしておりますが、下記の場合は保安基準不適合として判断され、車検に通らない場合があります。また、純正バルブとは異なった光に見えることや車種、電圧などが要因で、必ずしも車検に通るとは限りません。その際は元のバルブに交換するかレンズの点検を行ってください。
    • 競技用として販売している商品
    • 競技用として販売しているレンズ
    • 測定器の備えが無く、検査官の目視による判断を行っている場合
    • 経年劣化による灯具の損傷や、レンズの汚損がある場合
    • 組み合わせて使用する製品の経年劣化等による、光度の低下・組み合わせて使用する製品の精度が低く、車検基準を満たしていない場合
    • 飛び石等により、レンズ部にキズや割れがある場合
    • ステーの破損、取り付け不備等によるガタツキがある場合
    • 新光源対応テスター※を使用していない場合
    • 従来型テスターでは、LEDの発する光を正しく感知できずに、光度不足と計測される場合があります。新光源対応テスターではない場合、目視検査モードでの測定を行うことをおすすめします。
  • 装着箇所及び使用用途により、車検に適合しない場合があります。保安基準などの自動車関連法規を遵守してご使用ください。

取り付け上のご注意

取付作業を行う前に取付部の内部スペースをご確認ください。
⚠測定した数値が必要寸法に満たない場合は装着不可です。

商品内容

HIDバルブ点灯チェック要領

※車体への取付前に必ず行ってください。
装着作業を行う前に必ず説明書の配線図を参照の上、点灯テストを行ったあとに車体へお取付けください。
  1. 図に従ってHIDバルブにバラストを接続してください。
  1. 別途用意した入力線をバラストと接続して下さい。
  1. バルブに付属している保護キャップを取り外し、バッテリーと接続します。
  1. 点灯が確認できれば点灯テストは終了となります。
 
注意
  • 点灯テストは必ず安全を確認した上で行ってください。
  • 電源接続の際、 プラスとマイナスは絶対に間違わないでください。
  • 装着作業中に発生した破損等は保証の対象外となりますのでご了承ください。
  • 点灯直後は大変高温になっているため、 バルブに手を触れないでください。
  • HB3/HB4以外のバルブ形状には点灯テスト用のハーネスは付属しておりません。バルブ付属の電源接続ハーネスをご使用ください。

取り付け手順と要領(リレー付き)

  1. 電源の遮断
    1. バッテリーのマイナス端子を外して作業を行ってください。 バッテリーのマイナス端子を取外すと、ラジオ・サンルーフ・パワーウィンドウなどのメモリーが消える場合があります。端子を外す前に記録を残してください。 また、 作業終了後に必ず元の状態に復帰してください。
  1. ヘッドライト脱着
    1. 取付作業を容易にするため、車両によってはヘッドライトASSYを取り外してください。
      • 取り外し方法は各車両の整備解説書をご参照ください
  1. バルブ装着前準備
    1. ■H1タイプの場合
    2. ランプユニットのバルブ固定マウントにあるアース線を必ず取り外してください。
    3. このH1システムは、ハロゲンH1タイプよりもガラス部分が若干太い為、車両によりバルブが入りにくい場合があります。 その際、下記の様な加工を行いバルブを取り付けてください。
    4. HIDバルブのガラス部分が入る穴をモールビットなどでガラス部分が当たらない程度に 拡げてください。
      ■H8/H9/H11/H16タイプの場合
    5. バルブの保護キャップと固定用リングを取り外します。
    6. バルブに付属している赤色の防水ゴムを所定の位置に移動します。
  1. HIDバルブ取付
    1. 純正ハロゲンバルブをヘッドライトから取り外し、 HIDバルブを取り付けてください。
      樹脂カバーが装着されている車両
      樹脂製防水カバーの中央付近へ約25mmの丸穴を開けてください。 あけた穴にバルブの配線を通したあと、 バルブの防水ゴムキャップを樹脂カバーへはめ込み、 樹脂カバーとゴムキャップの接合部にシリコン剤やシール材などを塗布し、防水処理を行ってください。
      • 必ず保護キャップと固定用リングは取り外して使用してください。
       
       
  1. バラスト・イグナイタの取付
    1. バラスト本体は、車体の高温になりやすい部分や水のかかりやすい場所を避け、確実に固定できる場所へ付属ステーを使い固定穴へボルト・ナットなどで固定してください。
      イグナイタは結束バンドで車体へ組み付けてください。
      • 点灯中は高温になるため、他の部品から20~30mm以上離して設置してください。
      • 車体の高温になりやすい部分や、水のかかりやすい場所を避け、確実に固定してください。
       
  1. キャンセラーの取り付け ※キャンセラーを使用しない場合は読み飛ばしてください。
    1. ネジなどを使用して、キャンセラーを車両鉄板部など金属部へ固定してください。
      • ワーニングキャンセラーは使用の際に、150℃程度の熱が発生します。樹脂部などには取り付けしないでください。
       
  1. リレーハーネスの取り付け
    1. 下記の取付配線図を参考にリレーハーネスを取り付けます。
      • キャンセラーを使用しない場合
        • リレーコントローラー部とヒューズ部分は水のかかりにくい箇所に設置してください。
        • 使用しないコネクタ、カプラー等は絶縁処理を行ってください。
      • キャンセラーを使用する場合
        • リレーコントローラー部とヒューズ部分は水のかかりにくい箇所に設置してください。
        • 使用しないコネクタ、カプラー等は絶縁処理を行ってください。
  1. 各配線の接続
    1. 配線図を参考に各コネクタ・カプラーを接続します。
      • H8/H9/H11/H16の場合、車両側ライトコネクタと接続する防水コネクタを作成する必要があります。車両側極性に合わせ作成を行ってください。
      • 各コネクタ・カプラーにはロック機能があります(平型端子は除く)。ロックされた際にはカチッと音がするので、音がするまで差し込んでください。
  1. 配線に関して
    1. 配線したハーネス類は本製品や車の運行に支障のないよう、付属の結束バンド等で束ねて処理してください。
      • HIDバルブ~イグナイタ~バラスト間のハーネスは高電圧が発生するため延長や加工などは絶対に行わないで下さい。 故障や火災等の原因となります。
  1. 車両の復元
    1. 取付作業を行う際に取り外した部品を復元した後、最後に必ず点灯テストを行ってください。点灯に問題なければ取り付け作業は終了となります。この時点で点灯しない場合は、トラブルシューティングを参照の上、各部の点検を行ってください。
    2. 各ランプ、ホーン、ワイパー、電装品などが正常に作動するかご確認ください。

取付配線図

■キャンセラーを使用しない場合

リレーを使用する場合の配線図(推奨)
  • H1/H3の場合、取り付け車両によっては電源配線が1本しかない為、ボディーアースやバッテリーのプラス配線に接続が必要な場合があります
 
リレーを使わない場合の配線図
  • チラつきや片側消灯する場合、電圧不足の恐れがあります。電圧安定リレーを使用し、バッテリーからの電源を取ってください。
  • H1/H3の場合、取り付け車両によっては電源配線が1本しかない為、ボディーアースやバッテリーのプラス配線に接続が必要な場合があります

■キャンセラーを使用する場合

トラブルシューティング

全く点灯しない

片側が点灯しない

点灯中に左右の光がチラつく、またはフラッシング( 点滅 )する

点灯したままになる

その他

よくある質問

無料保証規定

保証期間ご購入日より1年間
この度は、弊社の商品をご購入いただきありがとうございます。正しく安全にご使用いただくため、この取扱説明書をよくお読みになり、内容をご理解いただいた上でご使用ください。誤ったご使用による事故、破損、損害、ケガ、火事などの責任は一切負いかねますことをご了承ください。
💡
弊社では、ご注文時のお名前、電話番号、注文番号等から抽出するデータベースにて、ご注文情報を管理しております。ご注文履歴の確認が取れる情報(購入履歴画面や購入時のメール、領収書など)を大切に保管してください。 またカー用品店など販売店様でご購入いただいた商品に関しては、販売店様にご確認ください
保証期間内に製造上の不備による故障が生じた場合、無償にて不具合のある製品のみを交換いたします。但し、下記の場合は保証対象外となります。
  • 弊社データベースにてご注文時の情報が確認できない場合
  • 火災、地震、風水害、落雷、その他天災地変、公害による故障及び損傷
  • 説明書に記載の取付方法以外の取付けによって発生した故障及び損傷
  • 取り付け不備によって発生した故障及び破損
  • 弊社サービス以外での修理、改造、分解などにより生じた故障及び損傷
  • 個人間の売買や譲渡によって入手された商品
  • 商用車や改造車でのご使用の場合
  • 弊社で規定した保証期間を過ぎている場合
  • 他社製品と組み合わせて使用した場合
  • 商品適合ボルト数以外の車両にお取り付けされた場合
  • 製品の不具合による車両への損害・故障・トラブルなど、車両への保証の責任は一切負いかねますので、ご了承下さい。
  • 部品交換に伴い発生する付帯費用(工賃・代車費用・その他)及び製品の不具合によって発生した直接・間接の損害や損失につきましては、一切責任を負いかねます。
  • 保証規定の対象は日本国内においてのみ有効とさせていただきます。